ハイローオーストラリアで勝率を上げるには、テクニカル分析が必須です。
ただ、テクニカル分析といってもたくさん種類があって、設定しなければいけないインジケーターなども初心者からすると迷ってしまうと思います。
そこで今回は、テクニカル分析の基本であり、様々なインジケーターの軸としても使われている「移動平均線」について解説していきます。
移動平均線とはどういったものなのか?また、活用方法や設定方法についても詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
なび太
目次(気になるところをタップ)
移動平均線とは?
移動平均線とは、一定期間の終値を平均値を表したもののことを言います。
例えば、14日の移動平均線は当日を含めて14日前までさかのぼった分の平均価格が折れ線グラフとして見ることができます。
移動平均線の種類
移動平均線には種類があって、下記のように3つあります。
- 単純移動平均線(SMA)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 加重移動平均線(WMA)
右側のローマ字は略称で「MA=Moving Average」という意味です。
ただ、この3つで初心者の方にまず覚えてほしいのは「単純移動平均線」。
一般的に移動平均線といったらこの単純移動平均線のことを言うのですが、単純移動平均線は先程「移動平均線とは?」で説明したものと同じものになります。
じゃあ後の2つは覚えなくていいの?ということになると思いますが、後々覚えていったらいいです。
というのも、この2つは直近の価格に比重をおいて算出してあるので、できればシンプルでわかりやすい単純移動平均線から覚えたほうが取引には役に立ちます。
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移動平均線の役割とは?
移動平均線は、トレンドの方向性や強さを判断する役割を持っています。
トレンドの動きを予想しやすくなるので、順張りでエントリーする時に役立ちます。
移動平均線が大体どういうものかわかったところで、次はツールの設定方法について見ていきましょう。
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移動平均線の設定方法
今回は一般的にバイナリーオプションを分析するときに使われる「MT4」での移動平均線の設定方法を見ていきます。
「Moving Average」を選択
まずは、上のツールバーで「挿入→インジケータ→トレンド系→MovingAverage」を選択してください。
すると、上でも説明したような赤い線が表示されます。
「期間」を設定
選択すると、詳細設定的なのが出てくるので、そこの「期間」を入力して設定してください。
ちなみに、この期間というところはローソク足を何本分で計算するかということなので、少なければ短期移動平均線、多ければ長期移動平均線ということになります。
そして、参考程度に期間の値について軽く説明するとこんな感じです。
- 短期移動平均線は「20」
- 中期移動平均線は「75」
- 長期移動平均線は「100」
後で活用方法のところでも話しますが、移動平均線は2つもしくは3つ使ったりするので、使う攻略法によって移動平均線の数は異なります。
設定方法がわかったところで続いては移動平均線を活用した攻略法について見ていきましょう。
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ハイローオーストラリアで移動平均線を活用した攻略法
移動平均線を活用した攻略法は以下の2つがおすすめです。
「パーフェクトオーダー」の発生は強いトレンドに期待ができる
※「赤い線=短期」「黄色い線=中期」「青い線=長期」という感じで設定しています。
パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期移動平均線が並列している状態のことです。
そして、この並列している状態になると高い確率でトレンドが発生する傾向にあります。
ちなみに、トレンドには「上昇トレンド」と「下降トレンド」があり、短期・中期・長期の移動平均線の位置関係で見分けることができます。
上昇トレンドの場合は、上から「短期・中期・長期」という並びになっています。
下降トレンドの場合は、上から「長期・中期・短期」という並びになっていることがわかりますね。
そして、このようにそれぞれの線が並列しているパーフェクトオーダー状態になった時は、順張り(値動きの流れに沿ったエントリー)が一般的です。
トレンドは一度発生するとしばらく続く傾向にあることを考慮すると、順張りという選択肢が手堅いことがわかります。
ただ、一つ注意点があるとするなら、パーフェクトオーダーに基づいたトレンド発生直後はタイムラグがあるので、一旦待ってエントリーしたほうがいいです。
以上のようにパーフェクトオーダーは手堅く順張りしやすいので、取引が間もない初心者の方でも利益を出しやすいです。
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「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」でトレンド発生を予測する
「ゴールデンクロス・デッドクロス」とは、短期と長期の移動平均線が交わったポイントのことです。
それぞれの移動平行線が交わるとトレンドが発生しやすい傾向にあり、上昇トレンドと下降トレンドを見分けることもできます。
ゴールデンクロスは、短期移動平均線が上に突き抜けて、長期移動平均線を上回ると「上昇トレンド」が発生しやすいです。
そして、デッドクロスは、長期移動平均線が下に突き抜けて、短期移動平均線を下回ると「下降トレンド」が発生しやすくなります。
このようなチャートになった場合は、先程同様に順張りがおすすめです。
上昇トレンドの時は「High」でエントリー、下降トレンドの時は「Low」でエントリーしましょう。
なび太
まとめ
移動平均線について使い方も交えて話しました。
冒頭でも言ったように、移動平均線は基礎的な分析手法なので覚えなきゃいけないのですが、他の手法と併用しながら使ったりするので、移動平均線を理解したらまた別の分析法などを見て取引の幅を増やせるようにしましょう!