ハイローオーストラリアではシンプルで見やすいチャートが使われていますが、攻略面では不十分です。
なのでトレーダーの間では、MT4などの外部のツールを使って分析するのが常識となっています。
そして、ツールを使う際に基本となるのが「ローソク足」です。
ローソク足は、様々な投資・分析方法で登場するものなので知っておいたほうが取引に幅がでて利益にも繋がります。
今回はそのローソク足についての基礎知識をわかりやすく解説していきます。ぜひ知らない方はこれを機会に覚えていってください。
目次(気になるところをタップ)
ハイローオーストラリアでローソク足は表示・設定できる?
冒頭でも少し話したようにハイローオーストラリアはシンプルなチャートでローソク足ではありません。
また、表示設定を変えることもできません。
残念ながらPC版もスマホ版もどちらもローソク足を表示することはできません。
ですが、ローソク足を利用しない手はないので、他のツールを使いましょう。下で紹介します。
なび太
ローソク足を活用できるツールは?
上記でも説明したようにローソク足は分析にかなり役に立つ要素なので、できれば利用したいところです。
そこでおすすめするのは、無料で使える「MT4」というツールです。
【必須】ハイローオーストラリアを使うならMT4を利用しよう!入手&設定方法解説ローソク足を利用できるツールは他にもあるのですが、MT4はローソク足以外にもカスタマイズしたチャート分析ができたりするのです。
ハイローオーストラリアのシンプルなチャートでも攻略可能かもしれませんが、できればもっと使いやすくてわかりやすいツールを使ったほうがいいので、ぜひ取引を始める前にMT4はダウンロードしておいてください。
ローソク足とは?
ローソク足とは、「始値」「終値」「安値」「高値」の4つの情報で値動きを表したものです。
もっと詳しく見ていきましょう。
ローソク足の「始値・終値・安値・高値」とは?
ローソク足を構成している「始値・終値・安値・高値」について具体的に説明すると下記の通りになります。
- 始値:ローソク足の始まりの値段
- 終値:ローソク足の終わりの値段
- 安値:ローソク足の中で一番価格が上がったの時の値段
- 高値:ローソク足の中で一番価格が下がったの時の値段
そして、ローソク足の始値と終値までのことを「胴体(実体ともいう)」、始値から安値(下ヒゲ)終値から高値(上ヒゲ)の間で伸びてる棒のことを「ヒゲ」と言います。
ローソク足の陽線と陰線とは?
簡単にこの2つを説明すると、「陽線は値上がり」「陰線は値下がり」のローソク足を表しています。
折れ線グラフをもっと詳細に表したものみたいな認識でOKです。
ローソク足がどんなものかなんとなくわかったと思いますが、実際に見方を知った方がもっと覚えやすいと思うので、ぜひそのへんを御覧ください。
なび太
ローソク足の見方【形・種類別に解説】
ローソク足は上で紹介したような形だけでなく、様々な形をしていることがあります。
とはいえ、共通してローソク足をひと目みてわかること、それは「売り勢力と買い勢力の強さ」です。
バイナリーオプションは売り手と買い手の関係というのが大きく値動きに関係してきます。
そして、ローソク足は形が様々あるので「この形や種類別はどういう状態なのか?」というのを一つずつ解説したいと思います。
※チャートでよく見るローソク足のみピックアップしています。
「大きい陽線・陰線」のローソク足の見方
大きい陽線・陰線は「大陽線・大陰線」と言われていて、上の画像のような形をしています。
この大陽線と大陰線を見たときに「価格が大きく上がっている(下がっている)」ということがわかると思います。
相場に勢いがあり、その後の値動きが分析しやすいという特徴があります。
「小さい陽線・陰線」のローソク足の見方
小さい陽線・陰線は「小陽線・小陰線」と言われていて、上の画像のような形をしています。
この小陽線と小陰線を見たときに「価格が小きく上がっている(下がっている)」ということがわかると思います。
価格の上下はあるものの、あまり値動きがないのでこのローソク足単体では取引のポイントとならないことが多いです。
「上ヒゲが長い陽線・陰線」のローソク足の見方
上ヒゲが長い陽線・陰線は「上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線」と言われていて、上の画像のような形をしています。
- 上ヒゲ陽線:始値より終値が高かったけど、一番価格が上がったところからだいぶ価格が下がった
- 上ヒゲ陰線:一時的に始値より高かったけど、最終的に始値を大きく下回った
相場の値動きが大きいので、次の動きに注目したいローソク足です。
「下ヒゲが長い陽線・陰線」のローソク足の見方
下ヒゲが長い陽線・陰線は「下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線」と言われていて、上の画像のような形をしています。
- 下ヒゲ陽線:一番価格が下がったところからだいぶ価格が上がり始値を上回った
- 下ヒゲ陰線:始値から価格が大きく下がったけど、少し戻ってきた
上ヒゲと同様に今後の値動きを見るべきです。
ローソク足の形や種類別に見ていきましたが、次はもっと攻略的な部分のローソク足を活用した分析方法に触れていきます。
なび太
ローソク足を活用した分析方法
ローソク足は様々な形があるので、それらを活用した分析方法をお伝えしたいと思います。
「ヒゲが無いローソク足」はトレンドが強い傾向にあるから順張りしやすい
ヒゲは「高値・安値」でしたよね。
ヒゲが無いというのは、下記にようなことが起こっているからです。
- ヒゲが無い陽線:始値から上がり続けて、高値のピークで価格が高い状態で終値をむかえた
- ヒゲが無い陰線:始値から下がり続けて、安値のピークで価格が低い状態で終値をむかえた
そのまま価格が上昇しているか下降しているということなので、強いトレンドが来ていることがわかります。
このような時は、順張りして値動きに沿った取引をするのがおすすめです。
※トレンド:値動きが一方に動くこと
※順張り:値動きに沿って取引すること
ただ、元々価格が高すぎたり安すぎたりする状態からこのヒゲが無いローソク足が出現すると、次に逆転してトレンドが逆になったりすることもあるので、取引をする時は価格にも注目したほうがいいですね。
なび太
「胴体が長い上ヒゲ」と「胴体が長い下ヒゲ」も順張りしやすい
「上ヒゲ大陽線・大陰線」と「下ヒゲ大陽線・大陰線」も強いトレンドが出ていると予想されるので、順張りで取引する機会となります。
先程のヒゲが無い大陽線・大陰線ほど強いトレンドではないものの、強いトレンドであることには変わりないので、先程同様に状況を見て取引するかしないかを見ることができます。
ヒゲが長い胴体の小さい陽線・陰線はトレンドの見極めが重要
ヒゲが長く胴体の小さい陽線や陰線は、上昇トレンドや下降トレンドがくる可能性があります。
下ヒゲが伸びている小陽線・小陰線は「上昇トレンド」になりやすく、上ヒゲが伸びている小陽線・小陰線は「下降トレンド」になりやすい傾向にあります。
というのも、始値から大きく高値や安値になった後に始値くらいに戻ってきているので、売りと買いのタイミングが見極めやすいのです。
下ヒゲが伸びている小陽線・小陰線は「買い」、上ヒゲが伸びている小陽線・小陰線は「売り」という認識でOKです。
なび太
まとめ
今回ローソク足について基礎知識から活用方法までお伝えしましたが、理解は深まりましたでしょうか?
ローソク足だけでなく他に相場の動きを予想する分析方法は様々あります。
また、買い売りのタイミングを見極める方法はあるので、ぜひ当ブログの他ページを参考にしてくださいね!
ハイローオーストラリアで使えるおすすめテクニカル分析手法まとめ!【おすすめインジケーター紹介】